重い

か、体が完全に鉛です。

去年もそうでしたが、帰った時の時差ボケはけっこうきつい。

頭痛でなかなか寝られず、朝はけっして起きられず、無理矢理起きると、顔が、だいじょぶか…と心配になるほどむくんでいる。

おでこまでむくんでる人、初めて見たと言われました。

とはいえ、今日から仕事。
がんばらねば。

むこうで目に焼き付けた振りなど、自己流でやってみたりする。
毎日が、始動しました。


↑↑↑
この写真、画像のミスではありません。
なんだか解りますか?

空です。
カナリアの空。
雲ひとつない空。
太陽の申し子となれる場所です。

Help!!

「おうちに帰るまでが遠足です。」
子供の頃、校長先生によく言われましたね。

That's right.

最後の最後にとんでもない事が起こりました。

成田へは飛行機を3本乗り継ぎます。
テネリフェ→マドリッド→パリ→成田 というスケジュール。

マドリッドに着き、パリ行きの飛行機に乗り換える為、チェックインしようとすると、
「エールフランスはストライキの為、予約していた飛行機は飛びません。」と。

!!!!!!
なにぃぃぃぃー!?

さらには、
「パリまでは今日中に行けますが、パリの空港で一泊して、明日の朝、成田へのチケットを取り直して下さい」と。

あ、ありえん。
明日から仕事なのに、間に合わないのか。
混乱している中、我らが親分が
「テネリフェで預けた私達のスーツケースはどこへいった?」
などといろいろ聞いてくれました。
すると、やっと(やっとです)本腰を上げて調べてくれたらしく、
「今日中に成田へ行けます。」と。

(行けるんぢゃぁぁぁーん!!)と思いつつもとりあえずは安堵のため息。

だがしかーし!それもつかの間。
「あと15分で飛行機が飛ぶから急いで下さい」と。

ぬおぉぉぉー!
走りましたよ。猛烈ダッシュです。
正直「BUSU」よりも、「noise-act」よりも疲れました。
あんなに全力疾走したのは小学生以来じゃないか?

こういう時に限って、手荷物検査に引っかかる。
お土産に買っていた大きいキャンドルが、何やらダイナマイト的な物に見えたらしく、鞄を開けろと。
こんな小粒な女子がダイナマイトなんて持ってるかぁぁーっ!
あと10分しかないのに。
焦りが怒りに変わり、乱暴に鞄をあけ、見せる。クリア。
さらに走る。
走る走る。

「Eに行って下さい」と言われていて、Eに着いたものの、Eの何番なのか解らない。
普通、飛ぶ飛行機は、電光掲示板に搭乗ゲートが表示されていて、それを見てゲートに向かう。
しかし、何度探しても乗るはずの飛行機の表示がない。
ないない。
あと5分。

インフォメーションに駆け込み、泣きそうになりながら、「何処だ?」と尋ねる。
「E−68」と言われ、E−68へダッシュ。
半泣き状態でチケットを見せると、
「Non」と一言でつき返される。

!!!
???

インフォメーションに再びダッシュ。
「何処だ?もう時間がない!」と心臓バクバクで聞くと、

しばらくの沈黙ののち、

「I don't know.」

………………

あと1分という所で、完全に見捨てられました…

しかも
「管轄外だから、知らないよ。一つ一つゲートの表示を見て回れば?」と。

数秒間あっけにとられました。
が、あっけにとられてる時間もない。
あーゆー時は焦りながらも、以外と頭の中は冷静に、アクティブになるものでした。
再び走りました。探しました。

そして…


はっ…


見えた…


「Paris-CDG」の文字。


パリ、シャルルドゴール空港行きの表示を発見!
「あったぁぁぁぁ!!!」
空港中に聞こえんばかりに叫ぶ。


間に合いました。
結局その飛行機も30分程遅れていて、何とか乗れたのです。
も、も、もうぅ、本当にぐったり。

それにしても、大人になってから、あんなにもあからさまに、人から見捨てられた事なんてないんで。
あの「I don't know.」は、ここ数年でベストといえる位、刺激的でした。

なんとかパリへ。
こんどは逆に3時間も待たされ、成田行きの飛行機へ。

12時間のフライトで、さらにぐったり。
鉛の様に重くなった体に、極めつけは、3人揃ってロストバゲージ。
荷物受け取り所で、いくら待ってもスーツケースが出てきません。

結局成田には着いていない模様。
ロストバゲージの手続きをして空港を出る。

私が持ってるのは若干の手荷物と、走りまくった筋肉痛…

やってくれるね、エールフランス。

デジカメの中に入っていた最後の写真がこれ。


パリで3時間待たされて、夜中でお店も閉まり、寒さしのぎに作った折り紙のしゅりけん。

今となっては笑えますがね。
親分がいなかったら、完全にマドリッドに取り残されていた事でしょう。
親分に心底感謝。

日本のシステムがどんなにしっかりしているか、こんな形で思い知らされました。

カナリアもテネリフェも本当に素敵な街。
でも、日本もかなりいいよ。

お刺身に心癒され、床につきます☆
時差ボケで眠れません…
(jωj)



帰りまーす。

朝方、あわただしかったテネリフェを見納めしようと、ホテルの屋上へ。

ヨーロッパの街並みのすき間に、右を見れば巨大な山、左を見れば海という不思議で美しい景色です。



ホテルからも、昨日踊らせて頂いたオウディトリウムが見えます。


さて、再び過酷な24時間フライト。
いざ日本へ!帰ります。

テネリフェの空港はなんとものんびり。

数々の思い出を振り返り、旅立ち前にひと時の休息でぼんやりと景色を眺めていました。


…ま、
これが今思うと、嵐の前の静けさだったのです……


テネリフェへ!

夜明けと共にバスで空港へ。
テネリフェに向かいます。

空港へ向かう途中、バスから見えるご来光がなんとも美しく、印象的でした。


さて、テネリフェ諸島へ渡る手段も飛行機です。
今回いろいろ乗った飛行機の中でもっともローカルな印象の飛行機。
自由席。
タイヤをふと見ると、確実に外側の車輪の空気が抜けてるぢゃないか…
だいじょぶか…
と不安にかられながらも乗り込む。
ふと窓から外を覗くと巨大プロペラが、すぐ近くでもの凄い速さで回っとる。
こわひぃぃぃー!
(*ノωノ)

30分のフライトがえらく長く感じましたが、無事生還。
テネリフェ着。


テネリフェはカナリアに比べてだいぶ都会。
ヨーロッパの街並みの雰囲気です。


さぁ、今日は長いのです。
ちょっとしたコーヒーブレイクの後、明かり合わせ・通し稽古・本番です。
なのに近くの公園でこんな記念撮影しちゃいました。


踊らせて頂く「オウディトリウム」という劇場、圧巻です。
真っ白に輝き、シャープなシルエットでぐんと聳え立つ姿が、街中でも一際映えます。


これまた、場所が変われば明かりも変わり、作品も変わる。
より作品の色が濃くなった新作「BUSU」を、気持ちよく踊らせて頂きました。

夜明けから始まり、終わった頃には日付が変わる時刻。
私のテネリフェはあっという間でした。

杏奈さんと他キャスト2人は、テネリフェでのワークショップの為、いま少し滞在。
親分。キャストのかおりん・私は一足先に明日帰ります。

若干名残惜しいなぁ。




無事終了!

5日間のワークショップも無事終了。
最後の2日間は、杏奈さん流、コンポジションクラス。
杏奈さんの振りを、それぞれがアレンジしながら、会話する様にコミュニケーション。
発展してインプロビゼーション。

文化の違いまで見えてきます。
日本人同士では、特に最初はどこか人の様子を見ながら、そこに交わろうとしながら、徐々に個々が見えてきます。
言葉でいうと嫌な感じがしますが、私はそこが、日本人のいい所でもあると思っています。
ただ他の人は至極マイペース。
人と協調を図りながら進んでいこうとはしてない。
あくまで我がある中で、人と会話しようとする。
すごく強い。強い我がある。
素晴らしいダンサーの方々でした。
いやいや、本当におもしろいのです。
つたない言葉でしゃべるより、よっぽどその人に触れられ、コミュニケーションがとれる。
こうやって文化の違い迄見えてくる。
日本人の良い所も発見。足りない所も発見。
こんな環境でインプロをする事など、そうないでしょう。
貴重な経験です。
ダンスならでは、ワクワクしっぱなしのワークショップでした。


さてさて、またしてもご飯です。
大切なテクニカルスタッフとして、去年も同行して下さった旅先の父、「親分」。
親分が作っていたパエリアを見て、料理初心者トリオは奮起して、無謀にもパエリア作りに挑戦。
またしても分量を誤り…
じゃがいもが多すぎて(そもそもパエリアに、じゃがいもは普通入ってないけど)、「パエリヤ風おやき」になりましたが。
最後にのせるサワークリームを、間違えてクリームチーズのっけちゃいましたが。
味はかなり良し!◎!



やればできるぢゃないかぁー。


再会

話しが前後しますが。
カナリアに着いた日にお祝いで、去年あまりの美味しさに衝撃を受けた、パエリアを食しに、近くのショッピングモールへ。

お店も、お店のおじさんも変わらない!
ついに再会ー☆


魚介の旨みがこれでもかと染み込んだサフランライス。
パエリアはパサパサした食感のイメージでしたが、それを去年ここで一掃。
日本の鍋の後の「おじや」のように、ムール貝やら鮭やら、いろんな風味が一気に押し寄せる、衝撃の美味。

食べ物ばかりですみません。
こちらも再会のゴウジャスデザート。


5分後にはこうです。

南国



本日も自炊。
オムレツを作ろうとしましたが、なにぶん料理初心者トリオなもんで、分量の目安がわからない…
具材が多すぎて卵固まらず。
むりやりキッシュな感じになりましたが味は美味。
こっちのオリーブは本当に美味しい。
中にアンチョビの詰まってるオリーブにはまり、オムレツにもイン。
食材が美味しいので…かなり美味しく頂きました。

毎日ワークショップは夕方から。その後コンテストを見るので、昼間はのんびり。
毎日泳ぎ、太陽の下で一休み。
だいぶ焼けました。

カナリア諸島に住んで十数年という、日本人の方に会いました。
彼女曰く、雨は降らないと。
でも緑は多いのです。
南国のイメージそのままの緑。
夜でも力強く街中にどっしりと構えています。

コンテスト

いよいよ予選が始まりました。

今年は昨年の優勝者として、セレモニーに参加させて頂いた為、コンテストは若干気持ちも楽に、楽しく見ていられます。

今日はイスラエルの作品にやられました。
肉体としても作品としても引き込まれる。
イスラエルの人に共通して感じたのが立ち姿。
特に女性の立ち姿が、他の人より胸を張り、凛として立っている様に見える。
その姿にどことなくはかなさや、背中にしょった何かを感じるのです。

文化や言語の違いあれど、こうして感覚で通じたり、受け止められたりできる。
これぞダンスの醍醐味。すごいとこだなと改めて感じました。


写真はアパートからの夕暮れ。
夕暮れといっても7時過ぎ。
日が長いのです。

W.S開始!

今日から杏奈さんのワークショップが始まりました。

相変わらずのアグレッシブな杏奈さんの振付にみんな必死。
必死な時の顔は万国共通なのですね(;^□^)…

英語でいろんな国の人のテンションを一つにまとめ上げた杏奈さん。
改めて尊敬してしまいます。
すごひ!

さて、本番の日の余談を一つ。
いよいよ本番!と意気揚々と劇場に向かうと、なんやら劇場が妙に騒がしい。
騒がしいというか確実に盛り上がってる。
か、カラオケ…?

劇場に入ってみると、なんと劇場スタッフさん達が、劇場の巨大スピーカーに曲を流し、がなりマイクをカラオケマイク代わりにし、歌って踊ってるではありませんか!
スタッフさん達ですよ。
普通日本では、本番当日のスタッフさんといえば、走り回ってるか、眉をひそめて考えこんでるか、ぐったりしてるか。
それが歌って踊ってるんです。

16年程、舞台に関わってきて、こんな事は初めて。
どれだけ根っこから陽気なんだ。
愛すべき人達です。
みーんなみーんな楽しんでいるんです。
幸せな気持ちになりました。

ちなみに、みんなサルサ的な踊りがうまくてかっこいい☆

完璧

本番終わって、唯一の完全なるオフ日。



太陽と共に目覚め、コーヒーと自炊の食事。
料理のできない子3人が集まった私の部屋ですが…
3人寄れば何とやら。
なかなかいい感じに自炊しとります。
長期の滞在はホテルでなく、ガスがあるアパートはとても助かります。
しかもこちらの食材は、安くて新鮮。
普段あまり野菜を食べないのですが、こっちに来ると食べたいと思うから不思議。
おなかいっぱい食べても体が重くないのが、いい物を食べてる証拠です。



昼からはプールで泳いで、太陽の子供となる。
住んでいるアパートの1階にプールがあり、1分で泳ぎに行けます。
子供の頃から泳ぐのが大好きな私には嬉しすぎる環境。

完璧な休日です。こっちに来るまで2ヶ月もオフなかったもんね。
ご褒美ぢゃもんね。
ありがたやぁー。ε=ヾ(*~▽~)ノ

頂いた、「MASDANZA」Tシャツ。
尚子リメイキング☆






プロフィール写真

ダンサー・振付師・インストラクター。
小粒でもぴりりと辛い。小さな肉体が持つ並外れた身体性で、時に強靭に、時に繊細に、幅広い世界観を創り出すマルチなダンサー。
プレーヤーとして、様々な舞台に出演する他、クラス展開・自己の作品創りにも力を注ぐ。
あらゆるジャンルを経験した彼女ならではの、独創的な踊り・振付には定評がある。

[プロフィール詳細はこちら]
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